コロナ騒動の備忘録

思ったことを色々と。主にコロナ騒動について。

「〇〇くらい」という言葉の危うさ

 

「マスクくらい着ければいいのに」

コロナ騒ぎでよく聞いたフレーズ。

実際、店舗やイベント会場などに入る際にマスク着用を要求され、その場でマスクを着用したからといって死ぬわけでもない。マスクを一時的にでも着用すれば何の制限もなく楽しい時間を過ごすことができるだろう。

だけどよく考えなければいけない。そもそもマスク着用はこの国においては任意であり、一度も義務化されたことはない。しかしながら「ユニバーサルマスク」の考えが普及し、「いつでもどこでもマスクは着用しなければならないもの」という風潮が日本中を支配した。その中で生まれたフレーズが「マスクくらい着ければいいのに」である。このフレーズを言い放つ上でマスクを着用しない、という選択肢は初めから排除される。マスクを着用しない自由や権利が国民には保証されていたのにも関わらずだ。

恐らくこのフレーズを言い放つ人々には自分が他人の自由や権利を害しているという自覚がない。人間が生きていく上でマスク着用は最低限のモラルの問題だと思っているだろう。

このように自分が意識せずとも他人に考えを押し付けてしまう魔法の言葉が「○○くらい」。今後、自分もこの言葉を使う際には十分に注意していきたい。